前回の記事は以下です!
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今回はTOEFL ITPテスト(※LEVEL1、また団体受験でマーク用紙形式)についてお話します!あと、余談みたいなもんも少しあります(笑)!
TOEICみたいに成績開示したいところですが、TOEFL(その他IELTS)など「留学色」が強い試験はあまり自信がないので・・・(現在進行形で対策中のため)しばらくは非公開です(スミマセン)!
自信のある方にアドバイスをもらった方が良いかと思いますが、でも僕なりに公開会場で受験の経験(3回)があるので、その特徴や手応えのあった対策を少し語れたら、と思います。
TOEFL(ITP)の特徴
ここではTOEFLの「ITPテスト」を取り扱いますが・・・そもそも「ITP」って何の略?と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
「ITP」=「(TOEFL) Institutional Test Program」の略です。いわばあるinstitution(機関)、すなわちTOEFLの本部指揮のもと、大学や会社などで行われる「団体」テストプログラムです。
その大まかな特徴は、前回パート1で挙げた通りです。以下に再掲しております。
(TOEFL ITP Test)
- 難関校の編入・院試科目または単位認定・留学で活用
- 実はかつてのpBTの過去問が使われているらしい
- 試験時間=2~2.5時間 問題数=140問 満点=677点
- リスニング(35分・50問)、文法(25分・40問)、リーディング(55分・50問)
- リスニングではかなりの長文を長時間聞く
- 文法や読解はレベル高く、時間に余裕が全くない
- 学術・学生生活に関するアカデミック英語が主体
- 高度な語彙力・速読速解が求められる
- スコアが判断しづらく、詳しく公表されないことも
難関校の編入試験や院試でよく使われるのが、「TOEFL ITPテスト」(もしくはiBT、IPテスト)です。また、単位認定や留学(前の選考)などにも使われています。
編入予備校の「中央ゼミナール」のサイトで、各大学の「編入試験」における、TOEICやTOEFLスコアの取り扱い(※2020年度版)が掲載されています。以下にリンクを貼らさせていただきました!
※2021年度以降はコロナの影響で、色々予定が変わると思いますが、ぜひご参照してみてください!
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TOEFL ITPの問題、実は過去に行われた「TOEFLペーパー版テスト(pBT)」の過去問が使われているようです。しかし、過去問といっても膨大な数がありますので、純粋な「過去問研究」に費やすだけより、実力・予想問題の演習に多く取り組む方が効果的です。
試験時間は約2~2.5時間で、140問解く必要があります。リスニング・文法・リーディングどれをとってもTOEIC(L&R)の数段レベルが高いです。
リスニングは35分という短い間で50問も解くという鬼畜さ。文法・リーディングもほぼ見直しするヒマもないです。高得点を得るような時間配分を把握するには、問題演習をたくさん繰り返さなくはいけません。
また、TOEFLでは「セクションごとに解かなければならない(後戻りや先回りは禁止)」「試験官の指示があるまでページはめくってはいけない」など結構強く念押しされます。
(そのためなのか、会場の試験官の対応により、予定より繰り上げ&遅れることもしばしば・・・。不意にページめくってしまってもスルーされたり・注意されたり、その会場・団体・担当者ごとに対応が異なります。)
TOEFL自体は、学術用語や英語の講義など「留学」を意識した「アカデミック英語」であるため、心理学や生物学・物理学など専門科目の講義をリスニング・リーディングで出すことがあり、なかなか手強い試験です(リスニングが個人的に激ムズであると感じます・・・)。
高度な語彙や表現がたくさん出ます。理系っぽい単語なら、例えばNeurophysiology(神経生理学)、 turbulence(乱気流)、theropod(獣脚竜)などなど・・・。
とても膨大な数&難解なので、自分の専攻している学問や日本語でよく耳にする語彙・表現から先に取り組み、覚えていくとよいでしょう!
TOEFLのスコアは677点満点(最低310点)となりますが、スコア算出方法は、「全てのセクションの合計点を10倍し、3で割って四捨五入する(?)」そうです。
公式サイトなどを見た限りでは、採点方法についてこれ以上は、機密保持なのかあまり詳しく公開はされていません。なぜ!?
(どうやら留学や院試目指す人は550点以上が最低限必要らしいですが、正直僕は自分の点数が毎回把握しづらいのが不安です・・・。)
ネット検索すると、「bizual ビズアル」というブログがあり、スコアについて正確&詳しく書かれています(このブログはビジネス・キャリアアップなどにも、役立つ情報が満載で、いつも活用させてもらっております)。
なので、スコア(のほか対策も!)については、ぜひ「bizual ビズアル」さんのブログを参照してみてください!
以下にリンクを貼らさせていただきました!
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具体的なTOEFL(ITP)対策
正直、僕はあまりTOEFL対策に自信がありません。
なので、自分自身も、参考書の他、TOEFL公式サイトや先程の「bizual ビズアル」さん他TOEFL対策に自信のある方のブログを、貴重な情報源にして頑張っています。
TOEICよりもTOEFLは難しいですので、具体的な対策方法については、絶対こういうところを見た方が良いです。断言します。
でも、せっかくなので、少しだけ手応えがあった対策について紹介してみたいと思います(※自己採点でスコアが4~50点上がった経験あり)!各セクションごとにお話しています!
※誠に勝手ながら、以下の対策をやって高得点がとれる保証は出来ません・・・すみません!(本気で高得点をとりたい方は)僕より英語が上手な方が、世の中にたくさんいるので、そういう方々にアドバイスをもらいましょう!
(リスニング対策)
リスニングはこの本を活用しています。この本はレビューなどを参考にして買ったのですが、すごい良書でした(ホンマに)!分厚いですが、その分この本でたくさん演習を積むことが出来ます!
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「リスニング完全攻略」というだけあって、ITPテストのリスニングセクションを完全に網羅しています(旺文社のリスニング本も持っていましたが、リスニングに関しては個人的に断トツでコレ!)。
※もし検討して、よろしければ、上のリンク(楽天)からご購入してみてください!
僕のオススメの使い方の手順は「1ページから順にやる」ではなくて、「パートAの対策を先に仕上げて、パートBやCに移る」やり方です。こうすることで、いち早くそれぞれのパートの傾向や問題形式に慣れて、取り組みやすくなります。
パートAだけで30問もあるので、まずはここを仕上げないと「大量失点」になります。パートBやCに取り組むのは、Aにある程度慣れる&仕上げてからの方が良いです。
最初はパートBやCの長い音声で苦戦しましたが、続けていくうちに英語で理解できるようになり、内容が頭にスッと入りやすくなりました。ぜひ試してみてください!
※他、問題の詳しい対策方法は書籍に載っております。
(文法対策)
文法はこの本を活用しています。文法すなわち「Structure 」「Written Expression」の両方の問題に特化しており、これも良書です。
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この本は英文法の再復習ができ、つまずいたりひっかかりやすいポイントをしっかり解説しています。問題演習量は多いですが、1文ごとに取り組むことができ、スキマ時間に勉強しやすいのも個人的に良く感じました。
※もし検討して、よろしければ、上のリンク(楽天)からご購入してみてください!
構文の穴埋めをする「Structure」問題は、時制や品詞の種類、「能動・受動態」の形、語順、仮定法、倒置法などがポイントです(仮定や倒置は本当にでまくる!)。
TOEFLテストでは、見分けが難しいものもあるので、必ず英文法を再復習してから「Structure」に臨むのがベストかと思います。時制の一致・複数形や「3単現」のsまで、細かい所をちゃんと見ましょう。
「Writte Expression」問題は、いわば「英語の校閲」。品詞ミスや脱落・重複などを見つけるのがお仕事です。しかし、とっても多くて厄介!
たった25分しかない文法セクションでは、ここが一番手間取ります。あまり深読みしすぎると、終わります。なので「英語を英語のままで理解する」のが1番大事。
問題集の他、リスニング・リーディング対策と併せて、速読速解する練習を積みましょう(この辺から英文が多くてめまいがしてきそうになります(笑))!
文法対策は人それぞれ進度に合わせるのがベストかと思いますが、僕のような対策方法でも、ぜひ試してみてください!
※他、問題の詳しい対策方法は書籍に載っております。
(リーディング対策)
リーディングはこの本を活用しています。また旺文社の本かよ!と思った方、そうなんですが、こちらも結構良書です。英語上級者はともかく、初めて取り組む人や確実に傾向をつかんでみたい方にはオススメです。
文法のものと同じく旺文社さんのシリーズは良く書店でもみるのですが、やはりまずはこういった本から演習するのが一番でしょう。
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この本は、「Practice Test」という練習問題が豊富で、たくさん演習することができます。何周もすることで、傾向把握や語彙力増強にもつながり、オススメです。
※もし検討して、よろしければ、上のリンク(楽天)からご購入してみてください!
TOEFLのリーディングは難解な学術用語・表現が頻出であり、意味不明な箇所が一杯出てきます。
しかし、話の流れや接続詞で内容を類推することができるため、後から「全体像が見えた」と気づくこともよーくあります。
55分で50問を解くすなわち1.1分しか1問にかけられない、「鬼畜」な速読が求められますが、(主旨や主題を問う問題はまず後回しにして)語句・表現の意味や言及した理由・根拠などは順を追えば、割と早く解答できるようになります。
リーディングはとにかく演習演習!速読速解のスピードはすぐに上がらないので、地道にやっていくほかないです。しかし、リスニングや文法対策との相乗効果により、読むスピードも伸びていく実感があります。五感を使うべし!
また、音読も効果的だと思うので、そちらも復習がてらやっていくとよいでしょう。ぜひ、試してみてください!
※他、問題の詳しい対策方法は書籍に載っております。
「編入英語」の向き合い方
最後は余談ですが、見ていただければ幸いです!「編入英語」との向き合い方についてお話しして、とりあえず英語シリーズは終わります(笑)
※「編入英語」とは僕が勝手に言ってる言葉です。この場では、今まで色々お話したTOEICやTOEFL試験・筆記で出る英語・編入でスコア(成績)として評価される英語試験その他全て、という意味にしておきます。
この「編入英語」の勉強は怠ると、場合によってはかなり不利となります。
合格者はTOEIC800~900、TOEFL550点以上がザラとも噂の旧帝大シリーズ、早稲田大、慶応大、神戸大、筑波大、広島大、上智大、立教大、同志社大など難関大は、特に注意しましょう!その他の大学を目指す方でも、当然ながら要注意です!
もっとも1年くらいの時の僕は、理系編入は700さえ超えれば安心という謎の考えを持っていましたが、現時点では編入界隈では800越えが安泰だと思います(最近、英語の試験点数が悪いと「編入試験」の合格者も減らしてくる大学もあるみたいですね・・・(泣))
スコアレポート提出は就活のES応募なみに大事で、どう考えても面接官はより高い英語力の人を入学させたいはずです(そこから勝負がはじまってるかも)。
なので、TOEIC(L&R)について、「理系編入」はまずは800点、難しいなら750点越えを目指しましょう!(「文系編入」は、「ガチ勢」が多く800~850点でも安心できないかもしれませんね・・・)
TOEFLについては、文理問わず550点越えを目指しましょう!留学しなくても院試に必要な方もいらっしゃると思うので、TOEFL受験もしておいた方が良いかと思います(特に理系勢・・・)。
また、理系でも編入後すぐ、論文や実験プロトコルとかで「オールイングリッシュ」で書かれたものをたくさん目にするかもしれません。また、留学生・提携校との研究・交流だって今どきどこの大学でもしています。
よくどこかの誰かが言っている言葉ですが、英語は「目的」で終わらず「手段」「武器」として生かせるよう頑張らないといけません!
でも、編入受験生の方、筆記の勉強もあるので「マクロ経済学」や「分子生物学」、「高分子化学」「量子力学」・・・といった専門科目などと併行して「編入英語」を取り組むのはかなりしんどいかと思います。
なので、この日は英語する!、明日は専門しよ~と日ごとに計画を立てるもよし、今日は1時間英語やって2時間専門するか・・・という風にしてもよしです!
スケジュールには少し柔軟性を持たせておきましょう(学生ならゲーム、SNSいじり、デートや遊び・お出かけもしたいはずですもんね・・・)。
また、モチベ維持には、複数科目を併行してやるのが最適です。僕は今学んでいる気象学や生化学などの科目と共に英語勉強を合間にやっています。なんだか少し頭がリフレッシュできる気がするので、オススメです。
長くなりましたが、ここで紹介した「編入英語」の対策は院試や就活でも役に立つかも(?)なので、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか?何よりも、このブログの記事を見て「編入試験」に合格に近づく方が1人でも増えれば、僕自身とても嬉しいです!
さて、次回以降からはもう1つの「気象予報士」に・・・記事のテーマを絞りたかったのですが、受験が終わって「編入」の情報について記憶が抜け落ちてきたので、とりあえず年内はしばらく「編入」について更新を続けます・・・!
あと、最近、このブログ公式のtwitterアカウント作りました。良ければご覧&(情報集めに)ご活用ください!!!
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