理系編入&気象予報士を目指すブログ

当ブログでは編入試験・気象予報士試験の合格を目指して、様々な情報を発信しております

気象予報士試験とは

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このブログについて(2021年)

 

2021年からは、気象予報士(試験)をメインテーマに情報を発信していきます!(編入もたまに触れますが、今年からは、こちらに焦点を当てます)

 

とにかくこの試験は範囲が広いので、日々少しづつ、情報を投稿していきたいと考えています(笑)!

 

※僕が目指している理由は、別の記事に書いてあります。

 

中の人は絶賛勉強中です。あくまで、趣味みたいなのですが、モチベ上げの為、ブログを開設し、自分を追い込む作戦なんです・・・。

 

それはさておき!気象予報士試験の膨大な情報相手にだらーっとしてられないので、本題に入ります!

 

試験概要

 

手短にまず最初は、試験概要について紹介します!ざっくり言っていきますと、こんな感じ。

 

  • 試験は8月と1月の年2回、合格発表は2か月後

年2回しかありませんが、他の医療系国家資格や司法試験などと比べると、2回受けられるため、挑戦はしやすいです。

 

  • 受験料は約9千~1万2千円(※受ける科目より左右)

学科試験の科目に合格すると、1年以内その科目の受験は免除されます。(詳しくは気象庁、気象業務支援センターなどのHP・試験案内を参考)

 

  • 会場は北海道・宮城・東京・大阪・福岡・沖縄

日本全国北から南まで、気象台管区(?)による区分で、受験できる都道府県が定められています。人によっては大移動が必要なので、注意です。

 

  • 受験資格は0歳~100歳以上まで誰でもOK

最年少合格者は11歳、最年長合格者は74歳であるとか。学生でも社会人でも、定年後でも目指すのに年齢制限・資格等は一切ありません。

 

  • 合格率約5%。しかし一発合格は稀。 

気象予報士試験の一発合格は稀です、てか天才です。神です。学科試験免除後の実技試験合格(複数回受験)パターンが多く、スタンダードですので、(一発)合格率はかなり低めになってます。

 

試験自体は年2回で、受験料は少し高いですが、何度でも挑戦できます。あせらずじっくりと日々着実に勉強し、合格目指して頑張ってきた猛者たちが、その約5%の域に到達する模様です。

 

 

試験科目について

 

そして「気象予報士」の試験科目は、大きく分けて、3つ!

 

(予報業務に関する)学科試験(一般知識・専門知識)・実技試験の3つ、です(以下、学科一般・学科専門・実技と略します)!

 

そして、具体的なそれぞれの試験範囲はこちら(2021年時点)。

 

 

(学科一般:マーク式)

 

  • 大気の構造
  • 大気の熱力学
  • 降水過程
  • 大気における放射
  • 大気の力学
  • 気象現象
  • 気候の変動
  • 気象業務法その他の気象業務法に関する法規

 

(学科専門:マーク式)

 

  • 観測成果の利用
  • 数値予報
  • 短期・中期予報
  • 長期予報
  • 局地予報
  • 短時間予報
  • 気象災害
  • 予報精度の評価
  • 気象の予想の応用

 

(実技:記述式)

 

※各種天気図を用いて解答していく。

 

  • 気象概況およびその変動の把握
  • 局地的な気象の予想
  • 台風等緊急時における対応

 

例えば、学科一般の「降水過程」の分野。雲や雨のことがメインなのですが、十種の雲形を覚えるだけでなく、水の状態変化・雨粒の落下速度などもテーマに出題されます。

 

内容は面白いですが、試験問題は結構計算&その理解がヘビーです・・・。

 

気象予報士試験は1つ1つの項目がまたさらに、細かく問題タイプが別れているので、計算だったりグラフ読み取りだったり、正誤判定だったり様々!

 

 医療系や司法系の国家試験ほどではないかもしれないのですが、自然科学の分野の資格の中では圧倒的に膨大な試験範囲ですね(;^ω^)

 

それに学科の知識を盤石なものにしておかないと、実技では全く点が取れないそうなので、日々予習復習しないといけません、超キツイ・・・。

 

 

合格するには

 

気象学をベースにしている試験ですので、地球科学のほか物理や数学の知識もある程度頭に入れておかないといけないようです。

 

中でも物理は、熱力学や力学・光学の基本を絶対に抑える必要があり、その上で降水・風・放射など様々な気象現象を取り扱います。

 

数学は高校数学程度で足りると言われていますが、微分・積分や数列、ベクトルはよーく使うので、文系の方や数弱の方は注意しましょう。

 

また、気象業務法・災害対策基本法などの気象法規の問題や、天気図をはじめとする地理学的な問題に限り、文系的な要素も見られます(大方80%以上は、理系の内容と感じますが・・・)

 

多くの人のオーソドックスな勉強法として、学科一般→学科専門→実技と順番に学んでいくのが多い模様です。

 

ただ、実技の試験は学科一般の気象学の基礎知識+学科専門の各種予報業務に関する知識を前提に、各種天気図を用いて解答していくので、注意です。

 

学科も実技も両方、同時並行で勉強していくやり方もあるようですが、まずは最低限の気象学の基礎は押さえておいた方が良いみたいです(天気図の見方にも慣れや経験が必要かも・・・)

 

独学で厳しい方、また金銭面で余裕のある方は、予備校・通信教育を利用したりするのも手です。人によってはその方が効率よいかもしれません(僕は当面、独学続けてます)

 

難しいかもしれないですが、合格するための道はたくさんあると思います。自分にあったスタイルで勉強法を選び、日々試行錯誤していくしかないです<(_ _)>

 

 

とにかく勉強を続けよう・・・

 

地球科学系や理工・環境系の学校に通ってる人は、サラッと授業の復習をして合格される方もいますが、特に僕のような生物・化学理系のほか文系の方は物理と基礎数学がネックで、知らないことが多く勉強はなかなかしんどいです。

 

物理や数学が苦手なら、中学・高校の基礎レベルから積み上げていくしかないです。

 

三角関数・ベクトル・微積分・断熱変化・気体の状態方程式・・・結構あって嫌になりますが、基本は疎かにできません(恐怖)。

 

けれどその分得るものは大きく、合格することで就職や進学・転職に有利になるだけでなく、日常でも気象学の知識をもとに天気や季節(気候)の移り変わりを予測、合理的な旅行・イベント計画・災害予防の準備等ができるようになると感じています。

 

さらに、試験勉強を通じて、物理・数学が苦手な生物・化学理系の方なら気象学(物理や数学、地学)の知識を補強でき、文系の方なら文理の知識を融合して新たな知見を得ることも可能なはずです。

 

苦手を克服すれば、強みとなるかもしれません、合格したければ、とにかくとにかく勉強は続けるしかないです(僕はそこに期待して勉強してます(笑))

 

最近では気象データを活用して、農業・工業・サービス業を組み合わせた「六次産業化」などが薦められています。また、ITや通信機器を活用した気象ビジネス関連事業も様々です。

 

もはや今は気象予報士=テレビの仕事の時代ではなく、民間でも、気象予報士が活躍して、新たな付加価値を創出していく時代です(新しい世の中を作っていけるかもしれないですね~)。

 

ここまでの説明、いかがでしたか?気象予報士試験ってどんなものか、ざっくりと何を勉強すればよいのかお話しました。

 

僕と同じく、気象予報士を目指される方や興味ある方にとって、これから様々な情報を発信できれば幸いです。

 

それではまた次回の記事で!