理系編入&気象予報士を目指すブログ

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筆記試験対策(化学編!)

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今回は、筆記試験対策「化学編」です!

 

僕自身、生物・化学系専攻の理系なので、(役に立つか不安ですが)詳しく説明していきたいと思います!(編入もそのあたりの分野です・・・)

 

ただ、「化学系編入」についてはもっとくわしく踏み込めると思うので、続編も予定しています!なので、今回はざっくりめに説明します。

 

「化学編」は、理学部(化学科)・農学部(農芸化学・生化学系)・工学部(有機化学系)ほか医療系の方にオススメかもしれません(でも、僕自身実際の医学部の方やとても賢い方にはまったく及びませんのでご注意ください・・・)。

 

 

 

 

化学系編入

 

「化学」で代表的な分野を挙げると、「有機化学」「無機化学」「物理化学」「生化学」「分析化学」の5つです。

 

大まかには、研究対象が有機物か無機物か、研究手法が物理学的か生物学的か、どのような分析方法を用いるかなどで分かれると思います(「分析化学」については様々な研究対象・手法があります・・・)。

 

「有機化学」は炭素化合物、「無機化学」は有機化合物以外の化合物や元素、「生化学」は糖・タンパク質・脂質が主な研究対象です。

 

「物理化学」や「分析化学」では、反応速度論や平衡理論、熱力学則などの理論、スペクトル解析、機器分析などの分析手法を活用して、「化学物質」の構造や動態について調べていきます。

 

その他、軌道論について学ぶ「量子化学」、プラスチックやゴムなどの人工化学物質を合成する「合成高分子化学」、自然界の生理活性物質などを探索する「天然物化学」

など、人工・天然・スケールの大きさなどを問わず、色々研究されています。

 

そのなかでも僕が特にここで取り上げたいのが、「有機化学」「生化学」「分析化学」になります。どちらかと言うと「生物系理系」なので、化学も得意とは言えませんが、これらは、大学教養・編入で扱われる程度で学んだ経験があります。

 

僕は実際「無機化学」なんかは高校レベルしかわかりません。好きな元素しか知らないくらいです(ちなみに、Ca、P、Zn、Fe、Na、Kとか好きかな)。

 

「物理化学」も自信は全くありませんが、「気象予報士」の「熱力学」と共に少し勉強していってます(でも苦手・・・無機も物理もザコです・・・)。

 

なので、ここでは(不安ですが)生物学よりの化学「有機化学」「生化学」「分析化学」の対策中心にお話していきたいと思います!

 

分かりやすく言えば、食品・医薬・化学・化粧品・バイオ系の進路を考えている方が良く選ぶような学部編入(理・農・工・薬かな?)での「化学」対策を紹介します。

 

ちなみに、(「生物学編」と同様に)代表的な5つの学部を大まかに説明すると(もちろん例外はあります)、大体こんな感じのことを多く研究していると思われます。医療系は「生化学」中心かと思いますが、理・工・農系はそれぞれ研究の視点が異なるでしょう。

 

※ただし、化学物質の構造や合成のヒントを得るのに欠かせない「分析化学」はどの学部でも盛んに研究されているはずです。

 

↓↓↓

 

  • 理学部→全ての(理論系)化学中心で、理論構築・基礎研究が多い

 

  • 農学部→農業・食品・天然物に関わる化学中心で応用研究が多い

 

  • 工学部→モノづくりに活かす材料・物質化学中心で応用研究が多い

 

  • 医学部→生化学中心で治療・救命に活かす基礎・応用研究が多い

 

  • 薬学部→生化学中心で創薬・治験に活かす基礎・応用研究が多い

 

  • 看護・保健学部→生化学中心で緩和・介助に活かす応用研究が多い

 

※もちろん例外はあります。各自大学・学部・学科・研究室をチェック!

 

基礎研究では理・医・薬学部、応用研究では農・工・看護・保健学部が多い気がします。もちろん今は基礎・応用どちらもやってるはずですし、明確に分かれていません。

 

他には「電気化学」「触媒化学」「環境化学」「計算化学」など物理・環境・数学系と融合した学問を学ぶところもあります。学部・学科・研究室単位ではどんなことをやっているのか色々調べておきましょう。

 

次は、学問系統ごとの具体的な対策を述べていきます!

 

 

 

 

具体的な対策(理学系)

 

純粋に「化学」という学問が好きでたまらない・実験が大好き・深く論文を読んでディスカッションするのが大好き・基礎研究に着手したい方には、理学系がオススメです。

 

有機・無機・低分子・高分子・触媒色々な化学物質を扱えるので、化学物質の取り扱い・実験のエキスパートにもなれると思います。

 

よく農学部や工学部と迷われる方もいますが、生物・人工物問わず幅広く研究しやすい利点があり、応用研究より基礎研究!の方は理学系が向いてます(ただ、物理学や数学・情報学も併せて1・2年でしっかり勉強していた方が良いと思います)。

 

編入試験では、化学の用語穴埋めや実験考察問題に自信があっても、数理解析・量子化学的理論を絡めた問題などが出たりすると、少し手強いです(最近はデータに強い理系が最近求められているからでしょう)。

 

まずは、高校化学の復習から始めて大学教養レベルの「化学(概論)」に入るといいと思います。センター化学・志望校の2次試験過去問も役に立つかもしれません。なにより「化学」の土台をしっかり固めておくのが、理学系編入の要です。

 

基本的な大学教養の「有機化学」「無機化学」「物理化学」「生化学」「分析化学」だけは絶対押さえましょう。IUPAC命名法や機器分析の手法、軌道論、著名な経験則など、計算・文章で説明するのも求められます。

 

その他、理学部編入でも英語を多く出されるところもあるので、「理系英語」もしっかりやっておきましょう(「科学史」や「研究史」、「実験の流れ」っぽい話題が多いです)。

 

多くの理学部編入の面接では、特に「理論立てて説明する」ことが求められるので、注意しましょう。化合物の構造・名前を丸暗記するのではなく、なぜそういった構造・機能をもつのか学術的に説明できるよう、「構造式」や「図」を活用して「人に伝える」練習をすると良いです。

 

目指す方は、これらの点意識して臨んでみてはいかがでしょうか。

 

 

具体的な対策(農学系)

 

生物・天然物・食品・医薬・香粧品関係に興味のある方で、化学で何か商品・医薬・香粧品開発したい方は、農学系(農芸化学系)がオススメです。

 

農学部の化学系と言えば「農芸化学」という学問が古くからあります。最近耳にしませんが、今では少し形を変えて「生化学」「天然物化学」「食品化学」「肥料学」といった学問の礎となっています。こういった学問がメインになります。

 

生物や農産物を多く扱うだけあって、研究対象は天然・オーガニックな素材・物質が中心です。食品・医薬のほか繊維・香粧品・インテリア素材をメインにしているところもあり、オシャレ・流行に敏感な女子の人気も爆上がりだそうです(男子にも人気)。

 

対策は、各個人の志望学科・学問によりだいぶ違いますが、「化学」中心に語れば、概ね植物・動物・微生物に関連する「生化学」と「有機化学」が基本です。

 

植物系は、デンプンやセルロース、光合成反応、園芸植物由来の生理活性物質などの「生化学」「有機化学」分野について押さえましょう。

 

動物系は、家畜の発生・生殖・生理に関わるホルモンや免疫物質・生理活性物質などの「生化学」「有機化学」分野を押さえましょう。

 

微生物系は、「微生物学」「酵素化学」「発酵醸造学」などで扱われるような、微生物由来の酵素・触媒の物質の構造・機能や酵素反応の理論などの「生化学」「有機化学」分野を押さえましょう。

 

食品・栄養系は、「管理栄養士国家試験」の分野を押さえましょう。「生化学」「栄養化学」「食品有機化学」などです。

 

栄養系短大・大学・会社出身、栄養士の有資格者、栄養系の実習・実務に携わってきた方なら、「栄養化学」の臨床の現場について語ることができ、面接では大きなメリットがあると思います。

 

多くの農学部編入の面接では、ずばりその学問に対する「興味・関心の度合い」を示すことが大事でしょう(農学といっても様々な分野がありますので・・・)。

 

その他、最近話題の(生物由来の物質を用いた)バイオレメディエーションやSDGsなど、環境を浄化する・ごみを減らす取り組みに強く意欲・関心があればポイントとなります。

 

将来も見据え、関心ある食品・医薬・衣服・香粧品・染料・インテリアなど商品に活かせる技術や研究について、アンテナを張っておくと良いでしょう(志望動機が明確になると、就活の面接などでもプラスになるはずです)。

 

目指す方は、これらの点意識して臨んでみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

具体的な対策(工学系)

 

物理や数学のイメージが強い工学系ですが、物質や材料を調達して、ミクロの世界で何か「モノづくり」あるいは設計・デザインしたい方にオススメです。

 

タンパク質や糖鎖の構築・設計など、医薬・化学系と似たところもありますが、機械や器具の操作・メンテナンスに長けている方が多い中で学べるため、かなり実用的な研究が展開されています。

 

そのためか、工学部の就職は最強。技術職・研究職どこの会社・部署でも引っ張りだこのエンジニアになれます。そして、化学系工学部出身なら、医薬・化学素材をつくる会社にも強みがあるでしょう。

 

「物質化学」「材料科学」「合成化学」「高分子化学」といった学問を押さえるのはもちろんなのですが、工学系に関しては何よりも「物理」や「数学」も大事になってきます。

 

力学的計測、数理解析、データイメージングなどは化学系工学部のお得意とするところなので、「化学」のほか「物理学」や「数学」「計算機化学」とのつながりを意識して取り組むと良いでしょう。

 

工学部・物質(材料)化学科や理工学部・環境工学科といった名前のところが、化学チックな工学部と言う感じです。化学系学科は実際ロボットや機械ではなく、医薬や触媒を作っていると聞くと、多くの世間のイメージと違いなんだか意外かもしれません。

 

しかし、その他ガソリンや灯油、半導体・部品・電照の成分などメカニックな化学物質を扱っているところもあるので、とにかく工学部では(どんなに小さい・大きいものを扱うにせよ)共通して「モノづくり」をしていると捉えた方が賢明です。

 

また、化学系工学部に関しては、高専・短大・専門・4大生問わず化学に強く関心があり、実験や実習・研究活動に積極的な姿勢を見せれば、必ず高く評価されます。

 

もし入学後、コツコツ技術で勝負していきたい方は工学部編入を頑張るのが良いかもしれないです(危険物・劇物取扱の受験資格なども得やすい・勉強しやすいのも魅力?)

 

面接に関しては、高専生なら卒研などの内容、4大生なら参加したプロジェクトでの活動・受賞経験を語れるかもしれません。

 

他にも、実際の化学メーカーで業務をこなしてきた社会人・エンジニアの方も注目されるかもしれないです(勝手ですみません)。とにかく、自分自身の体験をわかりやすく伝えることが、工学部編入の合格につながる鍵でしょう。

 

目指す方は、これらの点意識して臨んでみてはいかがでしょうか。

 

 

具体的な対策(医療系)

 

医学部→医者、薬学部→薬剤師、看護学部→看護士、保健学部→療法士とすでに医療系国家資格を目指す方が多いのが医療系学部。

 

学士編入は医学、3年次編入は看護や保健が多い模様です。薬学部編入はあまり聞かないです。

 

いや・・・薬学部編入、本気!?調べると国立は見当たりませんでした。どうやら私立しかやってない!?しかも若干名募集ですので、相当厳しく、激難です(受けてないので詳しくないですが、編入界隈で若干名募集は0とか1人の年もあるので恐ろしいです)

 

医療系で化学を極めたいと言えば、医学部(学士)編入(※こちらも超難関)もいいのですが、やはり薬学部編入が良いかもしれません・・・(ただし恐らく、私立しかない)。

 

薬学部編入では、何かしら薬剤師さんにお世話になって目指す方もいらっしゃいますが、純粋に創薬や治験に携わりたい方・しばらく後になって国試に臨みたい方も結構いるそうです。

 

編入後も単位認定の関係で留年しやすい・薬剤師国家試験に急いで切り替えなければならないなど課題は山積みになるそうですが、それでも絶対に薬剤師や創薬科学者になる!と決めた方は薬学部編入を目指してみてください(※学費などは十分検討してください)。

 

また、薬学部とは反対に看護・保健学部編入では国公立・私立問わず全国的に数多く存在します。基本は看護や療法・検査などについて学ぶので、化学・薬学について実習・実験でたくさん勉強するかは、選んだ大学や附属病院次第です。

 

薬・看護・保健学部編入について、少し調べてみました。以下に、大手編入予備校「京都中央ゼミナール」様のサイトのリンクを貼らさせていただきました(国立大は見当たりません・・・)。

 

※僕は一切回し者でもありませんし、この前の「中央ゼミ」と同じように、この場で無理に勧誘している目的はありません(免責事項についても同じで、自己責任でお願いします)。

 

www.cyuouzemi.co.jp

 

www.cyuouzemi.co.jp

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ちなみに、比較として、(このブログのテーマではない)「学士編入」のイメージが強い医学部(国立)も載せました。難関なのはもちろん毎年10~50倍以上の志願倍率になるとも噂・・・恐ろしや・・・。

 

www.cyuouzemi.co.jp

 

 

また入学後、医療系(全て)は実験・実習や国試対策で一苦労らしいので、体力勝負でもあります。入学・編入試験に加え、進級・卒業&国家試験の壁も手強いので、他分野から編入する人は十分注意しましょう。

 

僕は、医療系編入は受けておりませんし、医療系ではないので、さらに細かく具体的な対策は本当に知りません!あと、超難関「医学部学士編入」はテーマではないです!「3年次編入」のみでご勘弁を!

 

ですが、同じ(生物・化学の)理系として「化学」の対策はいくつか通ずるものがあると思います。理・工・農学部編入に比べ、医療系は難しいかもしれませんが、まずは「化学」の基本を押さえることが、対策の第一歩となるでしょう。

 

医療系(特に薬学)は、国家試験(簡単めの問題)で出るような「生化学」「有機化学」が基本のようです。薬剤師国家試験過去問の化学・薬学あたりの問題を少しといてみるのが、いいかもしれません。

 

薬の名前は細々と覚えなくていいと思いますが、抗生物質にはペニシリン、頭痛薬にはアセチルサリチル酸、降圧剤にはACE阻害成分が含まれるという(たぶん初歩すぎてすみません)感じで薬と物質名・構造・機能を対応させられるようにしておくと良いでしょう(?)

 

 すべて医療系は、命を扱う仕事というだけあって、医療系編入の面接は、人物や人柄がかなり重要視されると思います。

 

また、「インフォームド・コンセント」という言葉があるように(調べてみてください)、患者さんにうまく説明する力が備わっているかなども、重要かと思います(医療専門学校・既卒の方であれば、実習・実務経験を面接で語るのが、ポイントになります)。

 

目指す方は、これらの点意識して臨んでみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

具体的な対策(その他)

 

その他 、化学系では、化学の知見をデータベース化して研究したりする情報学部、「生活化学」に特化した学問について学ぶ生活科学部・家政学部などがあります。

 

以下に、大手編入予備校「清光編入学院」様のサイトのリンクを貼らさせていただきました(あれ!?国立大は見当たりません・・・)。

 

※僕は一切回し者でもありませんし、この前の「中央ゼミ」と同じように、この場で無理に勧誘している目的はありません(免責事項についても同じで、自己責任でお願いします)。。

 

www.seiko-lab.com

 

 

先程農学系でも述べた)「食品・栄養化学」について学ぶ「栄養士」養成課程の食品栄養学部(学科)の編入について的を絞ると、公立大・私立大・女子大が受験できます

 

そもそも国立大については、「管理栄養士」課程があるのは、徳島大やお茶の水女子大、奈良女子大の3つほどしかありません。(男子で国立行きたいなら・・・徳島大しかない、ちなみになんと医学部の学科!)

 

この3校は、現在編入試験は行われていないので、公立・私立を受けるか、悔しいですが仮面浪人・再受験を検討しましょう。

 

それ以外の学部・学科でも、「化学」の勉強が必要になるのかは、各大学・各個人次第ですが、必要になるのであれば、志望校の情報について詳しく下調べをした上で、理・工・農・医療系と同じように、ぜひ対策してみましょう!

 

また、中には化学の他、物理・生物・数学の対策もしなくてはならない人がいるかもしれません(僕は、生物&化学がいつもセットな所でしたので、化学も大変でした)。

 

どうしても化学に時間が割きにくい場合は、まずは用語チェックや穴埋め問題・基本的な計算問題などに絞り、時間を確保できれば考察・構造決定・難しめの計算問題に移りましょう。

 

さて、様々な学部における「化学」の筆記試験対策を、ざっくり紹介しましたが、いかがでしたか?自分の志望する学部・学科・研究室に合わせて、対策してみて下さい!

 

※化学系編入を志す方のためには、僕自身の体験を踏まえて、「化学」の対策についてもっと詳しく記事を書いていく予定です!お楽しみに!

 

 

 

 

まとめ!!
・「有機・無機・分析・生物・物理」の「化学」を押さえる!
・学部ごとに合った「化学」対策を!
・用語チェック→考察・構造決定・計算問題に移るべし!

 

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